講演者紹介

【12月15日(土) 15:00~16:30 講演「メタファーへの計算論的アプローチ」

内海 彰 (うつみ あきら)は認知科学者、電気通信大学大学院情報理工学研究科・人工知能先端研究センター教授。計算論的アプローチによるメタファー研究の第一人者。メタファーに関して解釈多様性理論(interpretive diversity theory)を提案し,心理実験的手法および計算論的手法からその優位性を検証している。さらに、言語表現の技法・解釈・効果の三者間の相互関係を認知過程のレベルで解明することを目的とする研究として認知修辞学(cognitive rhetoric)を提唱している。

主な著作

 講演者ホームページ:http://www.utm.inf.uec.ac.jp/~utsumi/

【12月16日(日) 15:30~16:30  講演「メタファーへの心理学的アプローチ」

楠見 孝(くすみ たかし)は認知心理学者、京都大学大学院教育学研究科教授。博士(心理学)。心理学的アプローチによるメタファー研究の第一人者。Kusumi(1987)では、情緒・感覚的類似性とカテゴリー的距離を主要因とする二重パスモデルを提示。2007年には、日本国内のメタファー研究の集大成とも言える『メタファー研究の最前線』(ひつじ書房)を編集。また研究テーマは、メタファーのみならず、共感覚、批判的思考、リスク認知、意思決定と後悔、物語理解、なつかしさなど多岐にわたる。

主な著作

講演者ホームページ:http://cogpsy.educ.kyoto-u.ac.jp/personal/Kusumi/index-j.htm