Z-MUSIC MML チュートリアル 初級篇その1 ドレミを鳴らす

お待たせしました。それでは、Z-MUSICで簡単な曲を実際に作ってみましょう!!

以下、チュートリアルを簡単なものから順番に進めていきますが、 色々なところをつまみ食いしていきたい方向けに、 チュートリアル目次をご用意しておりますので、 こちらをご利用ください。

以下、ZEDITを使っている場合の説明になっています・・・っていうか、 この章はほとんどZEDITの使い方説明だけで終わってます。

ZEDIT以外のソフトをお使いの場合は、 適宜読み替えていただけると幸いです (この読み替え方もその内説明するつもりではいます)。

Lesson 1: 何はなくともドレミファソ

インストールの説明のところで、 ZEDITの初期設定はもう済んでいますよね? もしまだなら、まずは初期設定を正しく行ってください。

では、記念すべき一発目は、「ドレミファソラシ」です(^_^;

まずは、ZEDITに、"cdefgab"と入力してください。 cdefgabがそれぞれドレミファソラシの音階を表しているというのは、 実はMMLの紹介のところで簡単に説明しちゃっています。

ただ、この他に、音量設定のためのMMLである [volume 127] [velocity 127] というのを、"cdefgab"の前に入れてやってください(下図)。 ちなみにこれは 「音の大きさを最大にする」を意味します。 "cdefgab"という音を鳴らした後で音の大きさを最大にしても意味がありませんから、 必ず音を鳴らす前に音の大きさを設定するようにします。

今もっと詳しく知りたい方は、こちら: [ボリュームの説明] [ベロシティの説明]

ドレミファソラシ

そうしたら、「コンパイル」ボタンをクリックします。 メニューから[コンパイル] - [コンパイル]でもOKですが、 慣れてきたら、[F5]を押すのが一番楽です。

コンパイルボタン

すると、最初は[名前を付けて保存]のウインドウが出てしまうはずです。 そう、システムの都合上、コンパイル前には保存が必須なのです (ZEDITはコンパイル時、勝手に保存作業を行ってくれます)。

ファイル名はここでは「ドレミ.zms」としましょう。 ここで一つ大事なことがあります。 ファイル名は拡張子込みで指定し、 かつファイル名すべてをダブルクォーテーション("~")でくくるようにしてください(下図)。

名前を付けて保存。拡張子込みで、ダブルクォーテーションでくくるのを忘れずに。

問題なければ、コンパイル終了のメッセージが下のウィンドウに表示されます。 とりあえず下の図では、めいっぱい下のウインドウを広げていますが、 普段はこんなにする必要ないと思います。

(zmc3/z2m3のバージョンが結構古いのは気にしないでください)

コンパイル終了

次は、いよいよ演奏です。 「演奏」ボタンをクリックします。 メニューから[コンパイル] - [演奏]でもOKですが、 慣れてきたら、[F1]を押すのが一番楽です。

演奏ボタン

どうでしょうか、なにか「♪ドレミファソラシ」という音がしましたか? しない場合は、とりあえず以下をチェックしてみてください。

    • (ハードウェア的に)ボリュームが小さくありませんか?
    • インストールの説明の最後のところで、 「出力MIDIポート」は正しく設定していますか??
    • 外部のMIDI音源を用いている場合、一度MIDI音源の電源を入れ直して、 何らかの初期化作業を行ってみてください。

これらをチェックして、もう一度「演奏(F1)」してみてください。

入力したテキストに誤りがあった場合は、ZEDIT上で修正した上で、 「コンパイル(F5)」「演奏(F1)」と続ければOKです。 2回目以降は「名前を付けて保存」する必要はないので、サクサク進むはずです。

これがちゃんと鳴ったなら、MIDI機器の設定やzedit/zmc3/z2m3のインストール、 ZEDITの設定、 Windowsの「ボリュームコントロール」の設定などがすべてうまくいったということです。 安心して次のステップに進みましょう。

[MML CDEDFABの説明をリファレンスでチェックする] (ここで説明した以上のことが書かれていますが、とりあえず無視して構いません)

[Lesson 2: ドレミファソラシドに進む]

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