オーストリア留学

ウィーン大学から帰国した学生から便りが届きました

法学部法律学科2年(当時)

私は、夏休みを利用して、8月31日(月)から9月18日(金)まで『海外語学演習』に行ってきました。『海外語学演習』では、月曜〜金曜までウィーン大学に通って毎日授業を受けていました。ウィーン大学では、サマーコースといわれる留学生のための特別講義〔8月コース(4週間)・9月コース (3週間)〕が開かれていて、私は9月コースに参加しました。サマーコースの講義は午前中だけなので、私の場合、午後は観光に外出する事がほとんどでした。3週間という十分な期間があったので、たくさんの観光名所に行く事ができましたが、私はその中でも一番興味深かったオーストリア国会議事堂について紹介したいと思います。

ウィーンの町はリンクと呼ばれる外周道路に沿って、歴史的建造物が数多く立ち並んでいます。その中でもひと際目立つ、ギリシャ神殿のような建物がオーストリア国会議事堂です。オーストリア国会議事堂は、アテネで教鞭をとっていたデンマーク人の建築家、Theophil Hansenによって19世紀に建造され、民主主義の象徴として、ギリシャのアクロポリスをモデルとして作られたという説があります。オーストリア議会は二院制で下院にあたる国民議会と、上院にあたる連邦議会があります。

日本の国会議事堂とは違って、厳重な警備や囲いや柵なども無く、玄関入口まで自由に行くことができます。運悪く、私が行った日は臨時国会日だったのか、工事中だったのかは定かではありませんが、残念ながら中に入ることはできませんでした。ですが、議会開催中以外は、内部をガイドツアーで見学することができます。

また、国会議事堂の隣には市庁舎があり、他にも国会議事堂の近くには博物館や劇場、私が通っていたウィーン大学もあり、国会議事堂の周りは観光名所となっています。 私自身ドイツ語も英語も特別自信があったわけではないので、最初はとても不安でした。しかし、積極的に現地の人達や他国の人達と交流を深めていくうちに、自然と語学力が身に付き、友達もでき、とても充実した3週間を送ることができました。海外語学演習に参加をして本当によかったと思います。

ウィーン大学から帰国した学生から報告が寄せられました

法学部法律学科2年(当時)

私は、夏休みに8月31日(月)から9月18日(金)まで『海外語学演習』でオーストリアのウィーン大学に行きました。研修はウィーン大学の主催する"外国人のためのドイツ語コース"の9月コース(3週間)に参加しました。講義は午前中だけでしたが、様々な国の人と会話したりコミュニケーションをとったり、とても楽しみながら講義を受けることが出来ました。 また、私は空いている時間を利用して様々な観光地にも行きました。その中でも一番印象に残ったシェーンブルン宮殿について紹介したいと思います。

ウィーン南西部に建つシェーンブルン宮殿は、ハプスブルク王朝の歴代君主が主に離宮として使用していました。また、悲劇の王妃マリー・アントワネットが過ごしたことがあり、6歳のモーツァルトが女帝の前で演奏を披露し、マリー・アントワネットに求婚したという逸話も数多く残る宮殿です。

シェーンブルン宮殿は世界遺産に登録されており、ウィーンで最も観光客が訪れる観光地です。一日では観きれないほどの広大な敷地で、豪華な宮殿内部はもちろん、背後に広がる広大な庭園や動物園など多くの見どころがありました。また庭園内で一際目立つ、高い丘の上にそびえたつ門のような建物グロリエッテは、1775年に軍事的な記念碑として建てられ、現在はカフェとして利用されています。グロリエッテは高台に位置しているので、宮殿から歩くと20分ほどかかりますが、ここから見る景色は本当に素晴らしく、汗を流して上る価値は十分にあると思います。

私は今までまともに海外へ行ったことも無ければ、留学をする事も初めての経験でした。この『海外語学演習』に参加して今まで以上に視野を広げられるようになり、自信が持てるようになりました。ウィーンで過ごせた夏休みは、本当に充実し良い思い出になりました。