川上弘美『おめでとう』読書会

ショウコさんのくちびるに自分のくちびるをほんのり重ね、重ねたままで、

「ショウコさん」と言ってみた。ショウコさんも同じように、

「ヨーコさん」と、くちびるをあわせたまま、言った。

じ、じ、と鳴いている春の虫はなかなか鳴きやまない。

(「春の虫」 p.68 l.7-10)

川上弘美『おめでとう』読書会

日時:2013年3月30日(土)15:30-17:30

参加条件:課題本読了

会場:原宿バールB1(食べログ)

参加費:1000円

【注意】

川上弘美『おめでとう』について語り合います。ネタバレしますので、参加条件は、どうかあしからずご了承ください。

レストランは、場所をお借りしているだけなので、メニューの注文はできません。かわりに、ソフトドリンクと軽食を用意いたします。

参加申し込みは、メールにて受け付けます。

アドレスの星印を@に変換して、以下の内容を送ってください。

・名前あるいはHN

・年齢(サバ読みは5歳まで)

・メールアドレス

・ご質問、ご希望など

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川上弘美『ありがとう』読書会無事終了しました。

おやつには、本書収録「いまだ覚めず」の登場人物にちなみ、鳩のお菓子、鳩サブレー。本命は鳩の形の落雁だったのでしたが、銀座三越では取り扱いがなく…。それでも久しぶりの鳩サブレーだと、皆さん喜んでいただけました。良かった!

・川上弘美の作品は読んだはしから忘れて行く。どんな状況で読んで、どこに本をしまったかも忘れる。

・みんなそれぞれ悩みやちょっとした困難を抱えている。問題なんだけど、あまり気にしていない。

・同性愛者であることや、不倫であること、幽霊であることにスポットが当たってないのがいい

川上弘美の作品らしくふわふわと会話が続き、参加者の一人が「おめでとう」を朗読してくださいました。

好きな詩人の話、自分たちの人生にどう本が関わってきたか、などなど。

この読書会の課題本は「LGBTが出てくる小説」に限ってしまっているけれど、そうゆう縛りがなかったら…

本を読んで人とつながるステキな場所にしたいと思っています。参加して下さった方、メール送ってくださった方、ありがとうございます。