愉気

愉気

 

愉気というのは、「気」の集注のことを言い

ます。

野口整体では、その手技法を愉気と名付けて

いますが、気の集注密度を亢めて、身体の

一部に手を当てる方法を全般的に愉気と

言っています。

しかし「気」という訳の分からないものを

扱うことに抵抗が ある人達にとっては、

この方法は、一つのハードルになるかも 

しれません。

実態のあるものなのか、どう集注すれば良い

のか、何もかも が、よく判らないものだか

らです。

目に見えない、よく解らないものでもスッと

受け入れられる 人もいますが、効率性と

結果を追う現代社会においては、特に訳の

分からないものを嫌います。

しかし、痛いところがあればさすってもら

えば心地良い、温かな手に触れられたら、

気持ちが和むという経験は 誰もが感覚する

ものです。

誰なのか全く知らない他人が向こうから

怒気に満ちてやってくれば、すぐに分かる

のです。

何だか機嫌良い人も、どうしてかすぐに

分かります。

何処でどうやってそれを感じているのか

解らないのです。

ちょっとした顔のパーツの寄ったり離れ

たりの視覚情報から、そう感覚している

んだと学術的にはそうして捉えようとする

のですが、より強く怒ってる人ほど、

無表情であり、顔のパーツの位置関係だけ

では全く分からないのです。

その目にも見えない、意識でも気付かない

そのやり取りを気応と呼んで、気の働き

として捉えています。

愉気というのは、その無意識のやり取り、

無意運動の発動するその働きを活用して

いく方法なのです。





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