空想と意識

空想と意識

 

空想とは、要求がイメージをまとったもので、

意識とは、無意識の一角に開いた小さな窓です。

窓なんですが、水面のようにユラユラ揺れて

いて、安定しません。

人の特徴は、これを覗く自分が出来たこと

です。

覗くとユラユラ揺れて変幻する自分が映る

のです。

たまに水面が静かになって、底の方がわずかに

覗けます。

それが何なのか表現出来ないので、

窓から見えた風景の記憶を当ててイメージを

まとわせるのです。

これが空想です。

意識は、窓に映ったものとそれを覗く自分の

二つが重なったものです。

無意識や身体の変化で、この窓は揺れるの

です。