2014年度後期公立南丹看護専門学校(倫理学)

授業目標(テーマ及びねらい)

倫理・道徳について考えるなかで、医療者に不可欠な良識を学び、価値観の異なる他者とのチームワークの在り方を考える能力を身につけることを目標にします。

授業の内容(テーマ・スケジュールなどの計画)

倫理学は、価値を対象にする哲学です。価値にかかわる諸問題として、安楽死、減数手術、ヒト・クローン、人工妊娠中絶、臓器移植などについて、現状を正しく理解し、いかなる倫理的問題を生じるかを考えてゆきます。

倫理・道徳について考えるなかで、医療者に不可欠な良識を学び、価値観の異なる他者とのチームワークの在り方を考える能力を身につけることを目標にします。

第1回 イントロダクション

第2回 安楽死 第2回から第7回までの配布資料

第3回 減数(減胎)手術は許されるか

第4回 医学実験・治療実験

第5回 ヒト・クローンを作ってもよいか

第6回 ディスカッション

第7回 ディベート

第8回 生殖補助医療 第8回から第13回までの配布資料

第9回 障害新生児の治療停止

第10回 人工妊娠中絶

第11回 脳死と臓器移植

第12回 ディスカッション

第13回 ディベート

第14回 がん告知とインフォームド・コンセント 配布資料

第15回 総論:これまで学んできたことの確認・整理、倫理をもっと学ぶためのアドバイス 配布資料

受講上の注意と評価の方法

出席等を含め普段の授業態度および学期末のレポートで評価します。毎回の講義内容をまとめた講義ノート(資料)を配布します。

教科書・参考書

小林亜津子『看護のための生命倫理』[改訂版]ナカニシヤ出版、2010年