郷曽プロジェクト

東広島市(株)坂田工務店さんの情報発信の場としてギャラリー・住宅が完成しました。2棟の建物とそれらの配置が魅力的な外部空間をつくっています。

赤い瓦屋根を載せた母屋はギャラリー棟。さまざまなイベントに対応するギャラリーと住宅の機能を合わせもっていますはこの地域の風土を象徴する来待色の釉薬瓦としています。

太陽光発電パネルを載せた別棟は、ファクトリー棟。広い軒下空間と合わせ、木工イベントを展開する計画です。太陽光発電パネルからの給電により住宅をZEH対応としています。

ギャラリー棟を貫き2棟を結ぶのが通り庭です。来待釉薬に合わせた平板瓦の床が、外部イベント空間も含め全施設を一体化しています。

ギャラリー棟の中央部分、通り庭入口は気候の良い時期は開け放ち、文字通り通り抜けができます。大屋根の上には腰屋根を設け、自然の力で換気ができるようにしています。

南北に貫く通り庭。床は来待色に合わせた平瓦敷としています。

ギャラリーは桧床の足さわりを感じ取ってもらうため上足としています。通り庭との間は引き戸としており、すべての引き戸を引き込むとギャラリーと通り庭が一体の空間となり、さまざまなイベントに対応します。

住宅はご夫婦お二人のコンパクトなお住まいを想定。暖房は床下から暖気を回すエアコン、冷房は小屋裏納戸から冷気を回す小屋裏チャンバーエアコンとしています。2台の一般エアコンで全館冷暖房を実現しています。

南北の開口部はそれぞれ引き分け引き戸とし、気候の良い季節は開け放して開放的な内外一体の空間となります

ファクトリー棟には広い軒下土間空間を設け、外部エリアと合わせてクラフトイベントに対応します。

ファクトリー棟の引き戸も引き込みとして、全開放できるようにしています。