2024年 3

★坂口校長より三月のメッセージ

 また随分と寒くなったここ最近ですが、3月5日から3月19日までは、季節の指標である二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」に当たります。啓蟄とは、「冬ごもりをしていた虫たちが土の中から出てくる頃」という意味で、春の気配を感じて、冬ごもりをしていた虫たちが活動を開始する頃を表しています。エドモントンでは、雪が氷となって硬い地面となっていますので日本と同じようにとはいかないまでも、こういう話をするとそろそろ春の訪れも近い!という気になりますね。また、3月11日(日)よりDay light Savig timeが始まります。カナダでは、そういったことに、春の訪れを感じることができるかもしれませんね。

 本校も今月で2023年度の終わりを迎えます。二月はオープンハウス的な意味を込めた授業参観日(二回)と、一日体験入園、入学と、来年度を見据えた行事が行われました。授業参観では、多くの保護者の皆様が、お子様のクラスや、ほかのクラスを見られる様子が見られ、そして一日体験では、びっくりするほど多くの方々が、本校に来ていただき、来年度にも大きく期待を抱かせるもののとなりました。さて、三学期最後のそして、学年最後の月となる三月は、先週の今年度最後のオンライン授業を含め、三回の学校日の計四回の授業日となっています。

今週、8日には、弁論大会が行われます。毎年、言わせていただいておりますが、今年も同じことを言わせていただきます。『是非、弁論大会にいらしてください。そしてどんなに素晴らしいことが行われているかをぜひより多くの人に知っていただきたい!』 ということです。弁論大会は、中学生の生徒達によって行われています。生徒達は、冬休みの宿題の段階で既にテーマを決めそして下書きをします。それを三学期に入って、担任とともに構成を練り直したり、もしくはテーマ設定自体からやり直したり、そして弁論の練習をしたりしてその日に備えてます。ここエドモントン補習校は、さまざまなバックグランドをもつ子どもたちであふれています。そういった中学校の生徒達が行う弁論内容に、毎年はっとさせられたり、笑わせられたり、感動させられたりしています。中学生の保護者のみならず、全ての皆様が観覧できるようになっております。是非皆様お誘い合わせのうえ御観覧ください。カフェテリアにて行われます。 プログラムの方、添付しておりますので是非目を通されてください。題名を読むだけで「行きたい」と思っていただけるはずです。

 そして、今年度最後の日、22日は、修了式、卒業式が行われます。修了式そして小学六年生、中学三年生の卒業式が行われます。こちらもカフェテリアで行われます。この日には、校歌のお披露目も予定しています。そして、この日をもって2023年度の補習校生活が終わりとなります。

 さあ一年の最後の三月です。修了式のときに、保護者の皆様、役員会の皆様、教師一同、そして主役である生徒の皆が「ああ、今年も良くがんばったなあ」と振り返ることのできるよう、充実した三月を送りましょう。 最後まで学業に対し、そして補習校生活に対し、気を抜くことなくまじめに取り組み、皆でそろって有終の美を飾りましょう。


★校長メッセージ その2 『校歌について』

皆様、12月20日のエドモントン補習校の『通信』を覚えていらっしゃいますか?そこに、私からのメッセージでこのように記してあります。

❛本補習校は、1977年創設の歴史ある学校です。教室で勉強するだけでなく、スポーツピクニック、学芸会、弁論大会など多くの行事をこなしつつ『学校』生活を体験できる場としてここエドモントンに存在しています。この学校に校歌が欲しいなあと校長として前々から思っていたのですが、この度、保護者の安達友加里さんから以下の様に申し出がありました。

『日本ではない異国の地で日本語の勉強を続けることはとても大変だけど、日本語を勉強したいという同じ想いを持っているご家庭がこんなにもたくさんいることにとても励まされました。この学校がこれからもずっと、たくさんの人に親しまれ愛されて、皆の記憶に残る学校であってほしいと思ったので、校歌を作ることを提案したいと思いました。』❜

それ以来、提出があったアンケート内容をもとに、私が作詞を担当し、そしてそれに安達さんに作曲をしていただき、ペナー先生に編曲をしていただきこうして、ここにエドモントン補習校の校歌が完成をいたしました。2部添付しておりますので目を通してみてください。安達さんとペナー先生には、本当に本当に素晴らしいものを作っていただいたと深く深く感謝しております。曲のデモを聞いた時には、今までの補習校を思い出したり、今の生徒さんたちが歌うことを想像し、涙が出るほど、感激いたしました。

校歌の完成(というか歌詞の完成)を見ましたので、音楽にあまり才能のない私は、これから先は(先も)サポートに専念し、ペナー先生、安達さんを中心に修了式に予定されている初披露のための練習や、その演奏、そしてデジタル音源づくりなどさらに盛り上げていただくことに尽力していただくことになります。改めて、安達さん、ペナー先生に感謝いたしますとともに、皆様もお家で歌ったり、練習したり、校歌を歌う時には、一緒に歌ったり、手拍子したり盛り上げていってください。