2023年 10

10月の校長メッセージ

緑眩しいエドモントンの夏そして今年は、煙たいエドモントンの夏が去り、黄色や赤の葉で彩られた秋のエドモントンがあちこちで見られるようになりました。朝晩は、寒いともいえるような感じですが、お昼には暖かい日が続き、空気も澄み気持ちいいなと思うような日々続いています。

9月は、現地校のスクールイヤーの始まりですので、お子様を持つみなさまにとっては、大変忙しい月だったと思います。ようやくともあっという間にとも思える9月も終わりましたね。

10月は、一度のオンライン授業(10月20日)を含めた4回の授業が予定されております。月末には、各クラス夏休みの作文、日記などをまとめたクラス作品集が発行されます。楽しみにされてください。

 さて、10月になりますと11月末の学芸会へ向けての準備がはじまります。昨年度、コロナが明けて復活大成功の学芸会でしたが、今年も11月25日の土曜日にその大行事が控えています。教師陣にとって台本をどうしよう、配役をどうしようと毎年大いに悩む時期なのですが、しっかり頑張ってもらってちらほら台本が出揃ってきています。役員会の文化事業部を中心に各クラスの学芸会担当、そしてボランティアさん達の仕事割など今週のミーティングを経て着々と準備体制がとられているようです。

毎年、生徒たちは学芸会の練習を通して普段の授業で学べないことを学び、経験し文字通り大きく成長していきます。今年度もボランティアの皆様、役員会の皆様、そして保護者の皆様方のご協力よろしくお願いいたします。

 学芸会は、一つのゴールに向かって頑張ることでの結束力、団結力がクラスの中で、そして補習校全体の中で高まります。そして生徒たちは学芸会の練習を通して普段の授業で学べないことを学び、経験し文字通り大きく成長していきます。学芸会の終わったあとでは、「クラスがしっかりとまとまった」「子供たちが自信を持って課題に取り組むようになった」ということが顕著に見られるようになります。補習校では国語しか勉強する機会がありません。そんな中、学芸会そしてそれに向けての練習は、普段机について学習していることを活かし、人前でしゃべりそして表現するという貴重な体験を提供するだけでなく、国語だけでできない他の学習要領の分野を満たすこともできるのです。学芸会のために子どもたちの勉強時間が不足するのではと危惧される保護者もいるかもしれません。しかしながら実は普段以上の勉強を、そして経験をこの期間に子どもたちは得ていきます。そういった意味においても、この日本語力が飛躍する大きな機会に向けてみなさん、安心してご協力をお願いいたします。

 感謝祭、ハロウィーンがある十月、オレンジ中心、黄色、赤、茶色などカラフルな風景となる十月、楽しく充実した補習校生活を送りましょう!



校長 坂口 宗 

sakaguchi.kouchou.edmonton@gmail.com