二塚の地名の由来

二塚には、古くは今から5,000年前の縄文時代中期の古府遺跡や北塚遺跡があります。すでに集落が存在していたとされ当時の地域首長墓を考える上で欠くことができない古墳として歴史的価値の高いものとなっています。金沢市指定文化財(平成10年4月2日指定)である「おまる塚」「びわ塚」の二つの古墳が「二塚」の地名の由来となっています。

びわ塚古墳(南塚町118番

びわ塚古墳は、4〜5世紀頃の円墳です。墳丘の規模は、南北20メートル、東西16メートルで、墳頂部は周辺と比べて1.5メートル高くなっています。

おまる塚古墳(金沢市北塚町152番)

おまる塚古墳は、標高5メートルの微高地上に立地する5世紀後半〜6世紀前半の円墳(えんぷん)です。墳丘(ふんきゅう)の規模は、南北23メートル、東西19メートルで、墳頂部(ふんちょうぶ)は周辺と比べて4.5メートル高くなっています。