多摩青年会議所とは



2020年度
第47代 理事長

大島 淳




2020年度スローガン


Butterfly Effect

~我々の運動で何かが動くことを信じて~










理事長所信

【はじめに】

45周年の節目を終え、50周年に向けて動き出した我々多摩青年会議所は何をするべきか。現在の多摩青年会議所はメンバー数が減少傾向にある。少ない人数で何ができるか、最小の力で最大の効果を得るには何をすればいいのか、それが我々の課題である。50人や100人いるLOMと同じことは出来ないし、する必要もない。中小企業と大企業が社会での役割も、求められることも違うように、我々のような小規模のLOMも小規模だからこその役割、求められることがあるはずである。

本年度スローガンとして【Butterfly Effect ~我々の運動で何かが動くことを信じて~】を掲げた。バタフライエフェクトとはブラジルの蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻をおこすといったカオス理論のことであり、力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の状態が大きく異なるという現象のことである。日本のことわざ「風が吹けば桶屋が儲かる」と近いかと思う。

私は、青年会議所運動は、問題に対して直接的な働きかけをするのではなく、我々の運動が廻りまわって最終的には問題解決、若しくは問題自体が発生しない未来をつくる運動だと考えている。少ない人数の小さな運動、そんな蝶の羽ばたきのような運動でも大きく未来をつくって行っていきたい。

成長を止めたらその先は衰退しかないので、もちろん会員拡大を怠ってはいけない。会員拡大はしつつ、今いるメンバーで出来ることをする。青年会議所運動という車輪、会員拡大という車輪、どちらか一方に偏ってしまっては多摩青年会議所という車は前進せずその場で回転し続けるだけになってしまう。バランスよく活動し前進していく。


 

 【多摩市そしてアイスランド共和国のとの交流】

 本年、2020年には東京で国際的な大会が開催される。我々の拠点である多摩市も自転車競技ロードレースのコースの一部となっている。7月25日、26日は多摩市内にも多くの応援の人で溢れることだろう。会場が道路ということで、時期的にも熱中症や想定外の事故がおこる懸念があり、安全に国際的な大会が開催できるよう協力することを誓う。

また多摩市はアイスランド共和国選手団の事前キャンプ地となっている。多摩青年会議所では、選手団との市民交流にも積極的に関わっていく。

国際的な大会が東京で開催されるからこその、この機会を逃さず、多摩青年会議所としての関わり方、協力の仕方を模索していき、新たな繋がりになることを信じて。

 


 【SDGsと多摩青年会議所】

 国連が掲げたSDGsという17の目標&169ターゲット、多くの人が言葉は耳にしたことがあるかと思う。だが、SDGsを説明してくれと言われて説明できる人がどれだけいるのだろうか、多くの人が曖昧な認識でしかないと思う。人は押し付けられることを嫌う、ある日いきなり現れて、2030年までに達成しなくてはいけない目標だと言われても、やりたい人が勝手にやればいいという反発心を持つ方もいるだろう。誰一人取り残さない社会を創るための目標であるSDGsはそういう反発を持つ方の理解を得るところからまず、始めなくてはいけないのではないだろうか。

多摩青年会議所は、なぜその目標なのか、なぜ2030年までなのか、なぜSDGsに取り組まないといけないのか、多くの人が抱えているであろう「なぜ」をまずは解決していきたい。

遠回りのように感じるがそれが最終的に17の目標を達成する近道になると信じて。

 

  

【研修会と入会価値】

 多摩青年会議所定款 第3条(目的)の中に「指導者訓練を基調とした研修活動等を行い」とある。研修会も入会価値の一つと私は考える。

青年会議所にはJCI公式プログラムやSDGsセミナー等の研修システムもある。多摩青年会議所はメンバー数が少ないから、講師を呼ぶのにも抵抗があるのか、昨今自LOM主催の研修会というものをして来なかった。俗な話になるが、年会費を払い、かつ自分たちの時間を使って行う青年会議所運動をしているのに研修会を受講するという機会をメンバーに与えないのは勿体ないと感じる。

そこで本年は2か月に1回、年間計6回、何かしらの研修会を開催していく。参加人数が少なく講師に失礼だというのなら近隣LOMや地域と連携して開催してもいい。入会したばかりのメンバー、入会を検討している方にも研修会の定期開催は入会価値を感じられる場となることを信じて。

 

 

【青少年育成とまちづくり】

子供時代に体験した祭りやイベントは大人になっても、心に根強く残っていると思う。

私自身、子供の頃に体験させてもらった地域イベントは忘れられない思い出として自分の一部となっている。青年会議所の子供達が対象の事業として有名なのは「わんぱく相撲」だろう。多摩青年会議所では2007年に開催された「第11回わんぱく相撲多摩場所」を最後に、わんぱく相撲を開催していない、今や20代前半の人が小学生のころから開催していないのである。わんぱく相撲に参加したことがある人は、大人になっても記憶に残っていて、いい思い出だと聞く。

わんぱく相撲の復活にこだわる必要はないが、青少年育成を担当する委員長には子供達の記憶に残る青少年育成事業をして頂きたい。

人づくりはまちづくり、未来ある子供達の育成は、多摩というまちを発展させるであろうことを信じて。

 

  

【会員拡大とたまっぽ】

会員拡大、メンバーが減少傾向にある多摩青年会議所にとって一番の問題だろう。今いるメンバーはいつか卒業する。我々は多摩青年会議所の終活をしているのではなく、未来をつくろうとしているのである。その為にも、メンバーそれぞれが考える「価値」や「魅力」を発信していく必要がある。

多摩青年会議所では、2019年に45周年記念として公式マスコットキャラクター「たまっぽ」が誕生した。会員拡大を担当する委員長には、たまっぽを最大限活用して多摩の魅力、そして、多摩青年会議所の「価値」と「魅力」をPRして頂きたい。たまっぽというキャラクターは多摩中を飛び回りステキなものを見つけるのが得意なので、多くの魅力を発信できることを信じて。

 

  

【令和時代への変化と改革】

 日本青年会議所 石田全史会頭の会頭所信にもあるとおり時代に即した組織へと多摩青年会議所は改革していくべきである。私がJCに入会したての時期に常々感じていたことは「JCの常識、世間の非常識」である。この言葉を聞いて共感する方もいるだろう、逆に怒る方もいるだろう、だが、入会したての頃に感じたからこそ、世間の価値観とJCの価値観がずれている証拠なのではないだろうか。

世間の価値観とJCの価値観がずれていては、メンバーの家族や会社の仲間にも理解してもらえないだろう。

もちろん何もかもを変えれば良いと言うわけではない、JCの仕組みは長年の経験の元、培われてきたものだから、大事にするところは大事に、時代に即していないところは改革し、令和の時代を生きる新たな多摩青年会議所がつくられることを信じて。

 

 

【結びに】

 Butterfly Effectという言葉のように、我々多摩青年会議所の運動で何かが動くことを信じて。





理念と目的

青年は理想に燃え、未来への期待を常に強く持っています。

希望に満ちた明るい豊かな社会、正義が行われる理想の社会の実現を心から熱望するために、

青年は次代の担い手として大きな責任を自覚し、新しい世界のための推進力にならなければならないと考えます。

青年のこの夢を実現するため、同じ理想と使命感を持つ若い世代の人々を広く共通の広場に集め、友情を深めつつ、

強く影響し合い、刺激しあって、“若さ”がもつ未来への無限の可能性を自分たちの手で効果的に描き出し、

“明るい社会”を目指して、青年の情熱から生まれる果敢な行動を結集すべく、組織された団体が青年会議所(JC-Junior Chamber)です。

「われわれJAYCEE(青年会議所会員)は、社会的、国家的、国際的な責任を自覚し、志を同じうする者、相集い、力を合わせ青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を築き上げよう」

との綱領は青年会議所の決意、行動理念と目標を明確に表現しています。



青年会議所の特性

青年会議所には、品格ある青年であれば、個人の意志によって入会できますが、20歳から40歳までという年齢制限を設けています。

これは青年会議所が、青年の真摯な情熱を結集し社会貢献することを目的に組織された青年のための団体だからです。

会員は40歳を超えると現役を退かなくてはなりません。この年齢制限は青年会議所最大の特性であり、常に組織を若々しく保ち、果敢な行動力の源泉となっています。

各青年会議所の理事長をはじめ、すべての任期は1年に限られます。会員は1年ごとにさまざまな役職を経験することで、豊富な実践経験を積むことができ、

自己修練の成果を個々の活動にフィードバックさせていくことができます。

青年会議所におけるさまざまな実践トレーニングを経験した活動分野は幅広く、OBも含め各界で社会に貢献しています。

たとえば国会議員をはじめ、知事、市長、地方議員などの人材を輩出、日本のリーダーとして活躍中です。