アンサンブルエプシロン日本コンサートツアー2012 東日本大震災から1年、日本に贈るメッセージ 大成功裏に終了しました。

東日本各地に大きな感動を与え、ツアーは無事終了しました。

ご来聴いただいた皆様、ご協力ご支援を賜った皆様に心より感謝申し上げます。

フランスを中心にヨーロッパで活躍中で、トランペットの神業的演奏で知られるモーリス・アンドレ氏(本年2月逝去)が絶賛した

アンサンブル・エプシロンが2000年、2006年に続いて3度目の日本ツアーを行いました。

プロとアマチュアの垣根を越えて長年交流を続けている日本アマチュアブラスアンサンブル組織(NABEO)と聖バレンタイン・ブラスアンサンブルでは、

彼らが東日本大震災に心を痛め、愛してやまない日本の人びとと交流したいという熱い思いを受け止め、日本に招待することとしました。

むろん営利を求めない手弁当での招聘、手作りのツアーです。

今回は被災地を抱える東北と関東で演奏旅行を行い、彼らのすばらしい演奏は私たちの心を慰め、復興に向けて立ち上がる勇気を与えてくれました。

スケジュール:

2012年3月9日(金) 岩手県大船渡市地の森八軒仮設商店街駐車場野外仮設ステージにて演奏

※近隣の保育園児約60名を含め200名のお客様がいらっしゃって、

寒風吹きすさぶ駐車場は熱気で包まれました。

10日(土) 第25回ブラスアンサンブルフェスティバル岩手前沢にゲスト出演(岩手県奥州市)

17:00 エプシロン・上野の森ブラスジョイントコンサート

11日(日) ブラスアンサンブルフェスティバルに参加、震災一年追悼式典にて「ふるさと」を演奏

12日(月) 18:30 コンサート(山形県酒田市旧松山町農村環境改善センター)

13日(火) 18:30 震災一年公開講座にてコンサート(山形大学小白川キャンパス)

※入場料は全額義援金として寄付しました。

14日(水) 14:30 米沢市万世コミュニティセンターで震災から避難されている方々との交流コンサート

(入場無料)

※150名の皆さんで超満員になりました。

15日(木) 18:30 福島市桜の聖母短期大学マリアンホール講堂でチャリティコンサート

(入場無料・一般公開)

16日(金) 19:00 コンサート(東京都・町田市民ホール)

17日(土) 19:00 コンサート(東京都江戸川区・タワーホール船堀)

アンサンブルエプシロン L'Ensemble Epsilon

1986年フランス国立パリ高等音楽院(パリ・コンセルバトワール)の卒業生の有志によって結成。1988年5月、フランスのナルボンヌ国際金管アンサンブルコンペティションで入賞、審査委員長モーリス・アンドレ氏(世界最高峰のトランペット奏者)がその演奏を絶賛。93年には大阪で開催された国際室内楽コンペティションで並み居るトップレベルの弦楽アンサンブルを押さえて入賞を果たした。

数多くのフランスの公的あるいは私的組織が、エプシロンの教育活動、出版活動を支援している。フランス文化省、フランス外務省、AFAA(芸術活動に関するフランス協会)、Conseils Regionaux et Generaux(フランス地域圏および県議会)、DRAC(地域文化局)、ADDM(地域音楽振興協会)、SPEDIDAM(音楽家/舞踊家・権利配分協会)、SACEM(音楽著作・作曲・編集家協会)、ADAMI(芸術家・演奏家権利団体)等である。

レパートリーは幅広いジャンルに及び、バロック・古典派・ロマン派・現代音楽、そしてジャズも演奏する。これまでに7枚のCDをリリース。最新版『吠える南緯40度』に収録されたモーツァルトの「きらきら星変奏曲」は2012年第54回グラミー賞2部門にノミネートされた。

彼らが教育面に力を入れている一つの現れが,「エプシバル(Epsival)」という名の金管楽器と打楽器のためのシンポジウムである。同時開催される国際音楽祭「Cuivres en Fete」とともに1994年から毎年夏にフランスで行われている。

日本との縁も深く、2000年と2006年には日本アマチュアブラスアンサンブル組織(NABEO)の招きで来日、プロ・アマチュア金管奏者との交流を行うとともに、東京・埼玉・千葉・大阪・福島・山形・宮城など各地でコンサートを行い、絶賛を博した。今回の来日では岩手県大船渡市・奥州市前沢、山形県酒田市松山・山形市・米沢市万世、福島県福島市・東京都町田市・江戸川区でコンサートを行い、

その卓越した技術とたぐいまれな音楽性で聴衆に深い感動を与えた。

メンバー

トランペット:フランク・プルチニ Franck PULCINI

第10回日本管打楽器コンクール(1993)で優勝。南西ドイツ放送交響楽団ソロトランペット奏者。2012年2月に同楽団の一員として来日。

ホルン:ジャン=ピエール・セヌデーズ Jean-Pierre CENEDESE

マルセイユ歌劇場ソロホルン奏者。フランス国立トゥーロン音楽院教授。

トロンボーン:ブルーノ・フラウー Bruno FLAHOU

パリ・バスチーユ歌劇場管弦楽団ソロトロンボーン奏者。パリ12区音楽院教授。

テューバ:ティエリー・ティボー Thierry THIBAULT

作曲家・アレンジャー。バレンシエンヌ音楽院院長。2012年2月に南西ドイツ放送交響楽団 の日本ツアーに帯同。