月経とは?生理とは?
月経=生理(Menses)
月経=生理(Menses)
げっけい・せいり・つきのもの・メンス・つきいち・おんなのこのひ・あのひ・アレ・・・
色々な表現がありますね。
月経(生理)とは、女性にとって、月に一度起こる当たり前の出血ですが、
実は、
赤ちゃんが出来た時のベッドとして準備されていた【子宮内膜】が、要らなくなって剥がれ落ちる時に起こる、出血のことなのです。
エッチをした⇒生理があった⇒妊娠していないことがわかった
・・・ということで、「妊娠しなかったというサイン」でもあります。
ちなみに、【生理:せいり】とは、【月経:げっけい】の俗語です。
日本産科婦人科学会による月経の定義
日本産科婦人科学会による月経の定義
月経とは、
『 約一ヶ月の周期で起こり、限られた日数で自然に止まる子宮からの周期的出血 』
つまり、
周期的に腟(ちつ)を通って出血し、数日で止まるという現象とされています。
排卵と月経の仕組み・プロセス
排卵と月経の仕組み・プロセス
排卵までの流れ
- 女性は生まれた時から、おなかの中の左右の卵巣に、無数の原始卵胞を持っています。
- 思春期になると、脳内にある視床下部から、卵胞刺激ホルモンを出すよう脳下垂体に命令が出されます。
- 脳下垂体から出た卵胞刺激ホルモンが卵巣に作用すると、卵巣の中にある原始細胞が活動を始め、卵子を含んだ成熟卵胞となります。
- この時、卵胞からは卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌されます。
- その後、脳下垂体は、黄体化ホルモン(LH)を分泌し、卵巣を刺激します。
- 卵巣が刺激されると、卵胞から卵子が排出されます。
これが「排卵」です。
月経までの流れ
- 排卵した卵胞からは卵胞ホルモンと黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されます。
- この2つの女性ホルモンの働きで、子宮内膜は厚くなり、受精卵が着床しやすい状態になります。
- その後、卵子が受精せず、妊娠しなかった場合は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの量が減少します。
- すると、厚くなった子宮内膜を保持出来なくなり、はがれ落ち、血液と一緒に腟から排出されます。
これが「月経」です。