LHサージ(えるえいちさーじ)とは

LHサージ(えるえいちさーじ)とは

LH=Luteinizing Hormone=黄体形成ホルモン(黄体化ホルモンとも呼ばれます)

サージ=Surge=大波・押し寄せる・急増・殺到する・湧き上がる

サージ(surge)は、波が押し寄せるようなという意味なので、LHサージとは、「黄体形成ホルモンが大量に放出される」という意味になります。

LHとは~黄体形成ホルモン(Luteinizing Hormone)

女性のカラダの中では、月経周期にともなって、様々な変化が起こっています。

卵胞が成熟したタイミングで、脳下垂体から排卵命令が出て、排卵が起こります。

その際、脳下垂体から分泌されて排卵命令を伝達するのが、黄体形成ホルモン(黄体化ホルモン)です。

黄体形成ホルモンは、排卵に関係したホルモンです。

LHサージの仕組み

卵子を入れている袋、卵胞が成熟してくるとエストロゲンというホルモンが分泌されます。

そのエストロゲンが脳下垂体を刺激して、大量の黄体形成ホルモン(LH)が放出されます。

黄体形成ホルモンの量が急激に増える現象の事を、LHサージといいます。

LHサージが発生すると、体内のLHの数値が急上昇します。

黄体形成ホルモンは、排卵期でなくても常に基礎分泌のあるホルモンですので、「出始め」というのはありません。

図のように、そのLHが排卵期に一時的に分泌量がドッと増えてグラフは山の形になります。

山の登り口がLHサージの開始です。

登り口から降り口までが約24時間~36時間です。

一般的に、LHサージは、14時間かけて数値が上がっていき、高値を14時間継続した後に20時間かけて下がっていくようになっていて、トータル48時間ほどの時間を要します。

ただしこれは「LHサージの持続時間」であって、排卵はまだその後です。

LHサージと排卵の時期

LHサージとは、簡単に言うと「排卵が起きる前兆」のことです。

排卵が起こるのは LHサージが始まってから34~38時間後の間と言われており、ピーク=山のテッペンからだと10~12時間後に排卵が始まります。

LHサージの確認方法

LHサージは、排卵検査薬で把握することができます。

事前に検査をして、その値を参考に、排卵の予測を立てることができます。

LHサージが始まると、尿中LH値が上昇するので、排卵検査薬で尿検査をして陽性反応が現れるのです。

尿検査で尿中LH値が20mIU/mlを超えている場合に、LHサージが始まっていると判断されます。

つまり、もしも、確実に妊娠したければ、この陽性反応が現れた後で性交渉を行えばタイミングがよいのです。

精子の膣内での寿命は2~3日あるので、陽性反応が現れてからすぐに性交渉を行えば、妊娠できる可能性は高まります。

逆に言えば、LHサージの前に緊急避妊薬を使用することで、精子と卵子が出会うタイミングをずらすことが出来て、妊娠を防ぐことができるのです。

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