睡眠薬の処方数ランキング
最も処方頻度の高い睡眠薬
日本で一番使われている睡眠薬は、マイスリーです。
医師によるインターネットコミュニティのアンケートでも、厚生労働省の調査でも、マイスリーが首位でした。
今後は、ルネスタやロゼレム、ベルソムラ等の人気が上がる予測です。
最もよく処方する睡眠薬~日経メディカル Onlineの医師会員によるネットアンケート
調査概要:日経メディカル Online の医師会員を対象にウェブアンケートを実施
期間:2017年7月6日~12日
有効回答数:3769人
内訳:
- 病院勤務医=2645人
- 診療所勤務医=495人
- 開業医=546人
- その他=83人
日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、睡眠薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、半数以上の医師が、マイスリー(ゾルピデム酒石酸塩)と回答した。
よく使う睡眠薬、マイスリーがシェアを拡大 レンドルミンはシェア減も2位堅持、3位にはルネスタが躍進 (日経メディカル:206/3)
今回トップのマイスリー(ゾルピデム酒石酸塩)は、前回調査(2016年3月)でも最も処方頻度の高い睡眠薬として選ばれていたが、シェアは48.7%から51.3%に拡大した。
代わりに第2位のレンドルミン(ブロチゾラム)は、シェアを18.1%→12.3%に縮小した。
前回調査で第5位だったルネスタ(エスゾピクロン)がシェアを4.0%から8.1%に延ばして、第3位に食い込んだ。
前回3位だったデパス(エチゾラム)は、5.1%から3.7%にシェアを落とし、順位も第6位に下がった。
第4位:ベルソムラ(スボレキサント)は、7.4%、第5位:ロゼレム(ラメルテオン)は、5.9%、第6位はデパス(エチゾラム)で、3.7%、第7位にアモバン(ゾピクロン)が、3.7%、第8位は、ハルシオン(トリアゾラム)1.8%だった。
医師が選ぶ睡眠薬ベスト10
最も多く処方された催眠鎮静剤・抗不安薬
厚生労働省はこのほど、2014年4月~15年3月に処方された薬剤のうち、薬効分類ごとに処方数量の多い上位30品目を公表した。
レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)に蓄積された14年度のレセプトデータ(医科入院、医科入院外、DPC、歯科、調剤)約18億800万件を集計した結果。
成分別ではなく、規格や後発医薬品の銘柄までを含む商品名別に集計している
催眠鎮静剤・抗不安剤の処方ランキング(院外処方の内服薬として):1~20位
「あれ?一位はマイスリーじゃなかったの?」
マイスリーの5mgと10mgを合計した処方数は、圧倒的な1位になります。
催眠鎮静剤・抗不安剤の処方ランキング(院外処方の内服薬として):21~30位