デパス(エチゾラム)の詳細データ
デパスの現状
デパスの現状
デパス(エチゾラム系)やアモバン(ゾピクロン系)は、2016年10月をもって、厚生労働省から「向精神薬指定」をうけました。
この法改正に伴い、デパスやアモバンは、個人輸入ができない薬に、分類されてしまいました。
「エチゾラム」や「ゾピクロン」の適応症は幅広く、効果も強力である一方、強い依存性や副作用を伴うリスクが長年問題視されており、厚生労働省は、これらの薬剤を「国内で医師の処方箋のもとでしか手に入れることができない」よう施策を講じたのです。
しかも、1回の処方で30日分しか出してもらえません。
抗不安剤・睡眠導入剤として、「デパス」や「アモバン」を服用されていた方へ
抗不安剤・睡眠導入剤として、「デパス」や「アモバン」を服用されていた方へ
デパスやアモバンの代わりになる薬として、「バスパー(有効成分:塩酸ブスピロン)」の服用をおすすめします。
バスパー&バスパージェネリックは、デパスやアモバンに類似した適応症を持ち、副作用も少ない薬剤です。
デパス(エチゾラム)の作用の仕組み
デパス(エチゾラム)の作用の仕組み
脳の働きを弱める受容体として、ベンゾジアゼピン受容体があります。
ベンゾジアゼピン受容体を活性化させることができれば、脳の働きを抑えるCl-が流入するようになります。
すると、脳の異常な興奮が抑えられ、鎮静作用を得ることができるようになります。
つまり、不安障害を改善できます。
チエノジアゼピン系統の薬は副作用が少なく、安全性が高いこともあり、各診療科でいろいろな病気に幅広く使われています。
作用的には、ベンゾジアゼピン系とだいたい同じで、ベンゾジアゼピン受容体に作用し、不安や緊張をやわらげます。
同類薬のなかでは、効き目が強い方になります。
比較的多い副作用としては、
- 眠気
- ふらつき
- けん怠感
- 脱力感
- などがあります。
大きな心配はいりませんが、車の運転など危険な作業には注意してください。
また、とくに高齢の人では、転倒につながったり、昼間からボーッとしてしまうことがあります。
このような場合は、服用量を適切にコントロールする必要があります。
デパス(エチゾラム)の詳細データ
デパス(エチゾラム)の詳細データ